活動情報

2018年10月2日 第7回大阪大学COIシンポジウム

2018年10月2日 第7回大阪大学COIシンポジウム

 今回のシンポジウムは、「潜在力を発揮し、自ら課題を克服する積極的自立社会―セルフエンパワーメント社会の実現に向けて―」と題し、東京のイイノホール&カンファレンスセンターにおいて、開催いたしました。

 開催にあたっては、主催者として、大阪大学 西尾章治郎総長より、本シンポジウムの概要を説明し、本拠点の大学研究者、参画企業の技術者が研究成果を社会実装に繋げられるよう、日々努力している状況をご紹介いただきました。
 ご来賓の文部科学省科学技術・学術政策局長 松尾泰樹様からは、8月末のイノベーションジャパンでの出展内容、および本シンポジウムの展示ポスター(全24件)から、睡眠・音楽などを例として、基礎研究から社会実装までの開発が順調に進んでいることが窺がわれ、今後益々の進展が期待できる、とのお言葉を頂きました。次いで、小池聡VL様からは、困難と思われていた医脳理工連携が本拠点では見事に成功し、子どもから大人までの各ステージで有望なユースケースが出てきている、国民の健康改善・経済活動の活発化につながる好循環を作ることが必要で、今回のような東京圏でのアウトリーチ活動によりさらに参画企業が増えることを期待する、とのお言葉を頂きました。
 基調講演では、まず、三菱総合研究所 理事長、COI STREAMガバニング委員長の小宮山 宏様から、『「超大学」がエコシステムの核』と題して、ご講演いただきました。かねてより提唱されている「プラチナ社会」構想においては、質的に豊かでかつ自己実現を可能にする社会をめざし、自然共生、資源自給、生涯自立、自由と多様性の尊重により、健康の産業化・自立の産業化を推進するのが重要とのご説明をいただきました。そのためには、数多くのCOI拠点での学際的研究や産学官民による協働により、大学間の融合にとどまらない「超大学」を構築することが必要であり、COIは日本にイノベーションエコシステムを作ることをゴールとすべきである、との叱咤激励のお言葉を頂きました。次に、オリックス不動産 取締役社長の高橋 豊典様からは、『次世代QOLを共創する「Osakaモデル」~ナレッジキャピタルからの進展~』と題して、ナレッジキャピタルの活動と成果、およびうめきた2期開発計画コンセプトをご説明頂き、本拠点との連携についてもご紹介頂きました。
 特別講演では、まず、竹中工務店 執行役員 技術本部長 村上 陸太様から、「健築:いきいきと暮らせるまちづくりを目指して」と題して、誰もが健やかで心豊かに生きていける場所を築く「健築」についてご説明頂きました。さらに、本拠点における取組みとして、最新の深睡眠評価・活性化技術を環境設計技術と融合させ、より良い睡眠環境を創出するウェルネス・ルームの開発コンセプトをご紹介頂きました。また、リコー 執行役員 研究開発本部リコー未来技術研究所長 源間 信弘様からは、「セルフエンパワーメント社会の実現に向けたヘルスケア研究開発の取り組み」と題して、主にリコー未来技術研究所のヘルスケア分野における取り組みをご説明頂きました。さらに、本拠点における取組みとして、幼児用脳磁計および臭気センサーの分野での共同研究についてご紹介頂きました。
 その後、休憩を挟んで、上野山PLから、本拠点の目指す姿について概要説明を行い、続いて、大学・研究機関のリーダーおよび関係企業の担当者から、7つのユースケースと各社会実装に向けた取り組みについて、口頭発表を行いました。ポスターセッション・成果事例紹介では、多方面からの活発な質疑応答が行われました。

 今回、初の東京開催となりましたが、企業および官公庁から幅広く、約170名に上る皆様にご出席頂き、貴重なご意見・ご質問等を頂戴し、実りあるシンポジウムとなりました。ご多忙なスケジュールの中、ご登壇いただきました皆様、ご来場頂きました数多くの参加者の皆様ならびに関係各位に厚く御礼申し上げます。

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